スターバックスコーヒーセミナーの、中級編を受講してきました。今回の参加者は10名。


まずは前回のテイスティングを更に細かく表現するために「香り」「コク」に重点を置いた体験をしました。
「香り」を意識する為に出てきたのはジェリービーンズが2粒。1粒は鼻をつまんで口に入れました。すると味がよくわかりません。何故なら、香りが味覚の80パーセントを占めるからなのだそうです。
「コク」の感覚を確かめるテイスティングを意識する為に出てきたのは牛乳。無脂肪乳と、無調整乳の飲み比べ。無調整乳のほうが、舌の上に乗る重量感を感じます。喉を通り過ぎる時の感じ、後口の感じが全く違います。

テイスティングの表現にはもう2つ「風味」と「酸味」があります。風味は今まで食べたことのあるもの(ワインのような、チョコレートのような等)で表現すると良いそう。
酸味も同じで(オレンジ、グレープフルーツ、梅干など)で表現すると良いそうです。


次に鮮度!
挽いてから2週間経った豆と、たった今挽いたばかりの豆を飲み比べました。(豆はどちらもガテマラアンティグア)
古い豆は香りがなく、「えぐみ」を感じ、舌がピリピリするような酸味が強いです。
新しい豆は甘い香りで舌の上にコクが残り、味に深みがあるけど後味さっぱり。
そりゃ新しい方がおいしいに決まってます。


次は豆の挽き具合。
使用する抽出器具によって豆の挽き具合は当然違います。抽出スピードが速いほど、細かく挽きます。実際にミルで豆を挽いてみました。


最後にフードペアリング。コーヒーとフードの組み合わせの事です。お互いの味をつぶさないような選び方〜基本的には近い風味を持つ物、同じ強さの味を持つ物を合わせると良いそうです。
先ほど挽いた豆をコーヒープレスで淹れて飲み比べ、更にフードペアリングも楽しみました。今回はスラウェシ(大地のような香り、ハーブ系の風味)にNYチーズケーキ、アラビアンモカサナニ(ワインやチョコのような、熟成された風味)にレアチョコレートケーキを合わせて飲みました。
スラウェシにはチーズのこってり感が合い、アラビアンモカサナニにはチョコレートの中に隠し味で入っているリキュールが引き出されてきて、おいしかったです。
私は「コーヒーにはチョコレート!」な人ですがより細かいテイスティングも学び、チョコ以外にもいろんな食べ物が合うんだな、と実感しました。


次の上級編も、参加できたらいいな!